マンガが大ヒットするも、実写映画化には大失敗したテラフォーマーズ。そのテラフォーマーズよりはるか昔にゴキブリとの戦いを描いたハリウッド映画があります。
1998年に日本で公開されたミミックは既に人間に擬態する恐ろしいゴキブリとの壮絶な死闘を繰り広げていたのです。
マンハッタンではゴキブリを媒介源とするストリックラー病により、多くの人命が失われ、助かった者も重い後遺症に苦しめられていた。
有効な治療法のないこの病気に対し、アメリカ疾病予防管理センターのピーターから要請を受けた昆虫学者のスーザンは、ゴキブリだけを殺し、一定期間後に死滅する新種の昆虫「ユダの血統」を遺伝子操作によって創造した。
それから3年後、ニューヨークのとある駅周辺でホームレスが次々と行方不明になる事件が発生。死滅したはずの「ユダの血統」が生き延び、密かに繁殖している事が判明する。
彼らを絶滅させるべく行動開始するスーザンだが、3年の月日は「ユダの血統」を人類の天敵となりうる生命体へと進化させていた。
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人に擬態するユダと呼ばれる遺伝子操作によって生まれたゴキブリ。擬態したその様はとにかく不気味で全身黒ずくめの黒の組織のようです。
ジン、ウォッカ、ユダ、そんな並びでも違和感がないほど黒ずくめ。ユダは夜行性の為、暗がりですれ違っても人間にしか見えません。
昆虫がジャングルで生き延びるため木の枝や葉っぱに擬態するように、多くの人間が生活する街で生き延びる為に人に擬態する能力を備えたです。
一度ターゲットにした人間を餌食にするまで必要に攻撃をし続ける執着と、頭部を切断しても10日間餓死するまで生き続けるゴキブリの生命力を持った最強最悪のモンスターです。
ミミックの製作費は約3千万ドル、興行収入は約2550万ドルと興行収入は振るわず製作費の回収も出来ない程でしたが、次第に映画ファンの間で話題になり続編の2,3と続きました。
3は続編というより、かなり独特の世界観でホラー映画というよりドキュメンタリー性の強い作品。モンスターパニック映画が好きな方には、1、2をおすすめします。