ジョシュハートネットがカッコいい。爽やかなのにワイルドで男らしい色気を兼ね備えた彼の魅力あふれる作品。
日本の若きイケメン俳優たちも爽やかでカッコイイんですが、やはりハリウッドの俳優には到底敵わないと思わせられる程のルックスと渋さがあるのがジョシュハートネット。
北米最北端のアラスカ州バロウは、極夜の初日を迎えていた。突如起きる犬の大量殺戮事件、停電や電話の不通、その街には何かが起きつつあった。
そして姿を現わす謎の集団、彼らは住民たちを次々に襲い始める。その正体はヴァンパイアだったのだ。陸の孤島と化した中で、生存者たちは身を潜み続けるのだが…。
ゾンビとヴァンパイアが大好きなアメリカ人は毎年似たような映画を作っていますが、この映画は違います。
日光が弱点のヴァンパイアだからこそ、わざわざ極夜(日が昇らない30日間)のアラスカの街を狙い、発電所と電話回線を破壊、外部との連絡を完全に遮断してから住民を襲うという周到さ。
さらに、血を吸うだけじゃなく肉ごと食べてしまう獰猛さとワザと女性をいたぶり助けに来た人間を襲う狡猾さ。
白夜の開ける前日の夜に街中にガソリンを巻き散らしてすべてを焼き尽くし証拠の隠滅まで図ります。とにかく残忍で狡猾、そして恐ろしいその形相。
ヴァンパイアなんて有り得ないはずなのに本当に存在していたらどうしようか?と観ているものに考えさせるほど作り込まれたストーリーは、大ヒットした映画シンゴジラを彷彿とさせるリアリティー。
怪獣なんているはずのない映画の中だけの存在に現実味を与えて大ヒットした作品と、ヴァンパイアに存在感を強く印象づけた今作は類似点が多い作品で興行収入7500万ドルの大ヒットを記録しました。
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