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当時小学生だった人ならきっと映画館で観たであろう学校の怪談シリーズ。中でもシリーズ3作目のあの娘を観てしまった男子は例外なくスクリーンの向こうにいる彼女に恋をしてまったはずです。
槙町小学校にはある噂があった。20年前に亡くなった生徒タイチが亡霊となって棲んでいる鏡が学校のどこかにあり、運動会の二人三脚で転んだ生徒は目をつけられてしまい、その日の放課後にその鏡の中に引きずり込まれてしまう。
運動会の放課後、八橋先生が図工室で見つけたのはまさにその鏡だった。これをききつけた彼女の教え子である良、繭子、茜、真琴の4人は鏡を一目見ようと放課後の学校に忍び込む。
すると4人は学校に残っていた八橋先生と良の母親の再婚相手の連れ子である悟と由香と共に、鏡の中で引きずり込まれてしまう。
そこは、全てが反転しており噂にきくお化けたちが暴れまわる恐ろしい空間だった。7人は最初はそれぞれ仲たがいしていたものの、やがて互いを理解し団結していく。しかしその7人の前に、亡霊となったタイチが現れて……。
主人公の少年のヒロイン役の 藤井繭子を演じているのは前田亜季(当時12歳)、実の姉である前田愛と混同してしまう人が多いですが違います。
学校の怪談2にも出演していた彼女ですが、3での彼女の可愛さには敵いません。
彼女に日本中の小学生男子がメロメロになったその魅力の正体は、何とも言えない可愛らしい声と少しだけツンデレな口調。あどけない可愛いさと元気なトーンの声、作中の役柄にあった独特の言い回しは男心を掴んで離しません。
一度は学業に専念する為に芸能界から身を引いていた彼女ですが、大学卒業を期に芸能活動を本格的に再開。CMやドラマでの活躍が始まっています。
大人になってしまった彼女も素敵ですがやはりあの頃の前田亜季の魅力こそ、当時はまだ少年だった大人たちにいま改めて見てほしい。
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ロケに使われた学校の校舎は、学校の怪談シリーズでSFX(映像の特殊効果のこと)プロデューサーを担当する中子真治の母校である岐阜県益田郡下呂町(現・下呂市)にある、下呂町立下呂小学校で撮影。
興行収入は11億5000万円と1997年度邦画ランキング第七位と好成績を収めている。学校の怪談シリーズは1~4まで続く大ヒットシリーズとなりました。
学校の怪談 ・・・15億円(1995年度邦画ランキング第4位)
学校の怪談2 ・・・16億円(1996年度邦画ランキング第2位)
学校の怪談3 ・・・11億5000万円(1997年度邦画ランキング第7位)
学校の怪談4 ・・・7億1000万円(1999年度邦画ランキング第10位)