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原作コミックのアニメ化をきっかけに爆発的な人気となった進撃の巨人。
その実写映画化のキャストも若手を中心とした人気俳優を勢揃いさせ、広告番宣にはかなり力を注いだ二部構成の邦画超大作。
期待値を上げるだけ上げて起きながら、驚きの駄作ぶりを見せてくれたパート1の大失敗。こんなに面白くないならパート2は観なくていいと思った人がほとんどのようで興行収入に如実にその結果が現れています。
進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド(後篇)
興行収入 16.8億円
実に、二人に一人が観に行くのを辞めている計算です。
100年以上ぶりに現れた超大型巨人に多くの人間が捕食され、生き残ったエレン(三浦春馬)は調査兵団の一員として外壁修復作戦を決行。
しかし巨人に襲われてしまい、アルミン(本郷奏多)をかばったエレンは巨人に飲み込まれてしまう。その直後、黒髪の巨人が出現し、ほかの巨人たちを攻撃するという謎の行動を見せる。
人類の存続を懸けて彼らは巨人たちと戦い続けるが……。
進撃の巨人パート1が不評であった理由の一つに水原希子演じるミカサ・アッカーマンのキャラ設定が原作と違ってしまったことが一つ挙げられます。
ミカサと言えば、エレンに一途な不器用で美人な女の子。
というのが、原作ファンのイメージですが映画では浮気者の尻軽女になり下がっています。この印象がファンには受け入れがたい嫌悪感を抱かせてしまいました。
しかし、後編のエンドオブザワールドでは一途に主人公エレンを想う気持ちが微妙に復活し、原作ファンもある程度は見やすく受け入れやすい内容へと変わりました。
前編の駄作ぶりは挙げれば霧がないほどの問題点がありますが、駄作過ぎたせいで後編を観る際は何一つ期待せず「どうせおもしろくない」という気持ちで観ることが出来ます。
その結果、前編よりは数段おもしろく感じられてしまう不思議な現象が。
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