暇なときに面白半分で観てしまったら最後、トラウマになるこの映画。
戦慄のシャワーシーン、リビングでの呪い。酔った勢いでパロディーだと思って映画館で鑑賞した私の酔いはスグに冷めてしまいました。
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劇場公開前から始球式に登場したり、SNSで面白い投稿をして話題を集めた貞子vs伽椰子。
日本中を恐怖におとしいれた最恐のヒロイン二人がパロディー感全開で番宣する姿に、恐い映画ではなくジェイソンVSフレディやプレデターVSエイリアンのようなアクション系やパロディー系の映画なのかと思った人も多いはず。
しかし、騙されてはいけません。
ただ、ただ、恐いホラーです。映画館の大画面で見るとやはりトラウマ。特にお風呂場で髪を洗っているシーンなんて・・・。
女子大生の有里の親友の夏美は、その映像を見ると貞子から電話がかかってきて2日後に必ず死んでしまうという「呪いのビデオ」を見てしまう。
一方、入ったら行方不明になるという“呪いの家”の向かいに引っ越してきた女子高生の鈴花はある夜、行方不明になった小学生をその家の中で目撃、居ても立ってもいられなくなり、足を踏み入れてしまう。
そんな2人をそれぞれの呪いから解き放つため、異端の霊能者・常盤経蔵は、貞子と伽椰子を激突させ、同時消滅させるという驚くべき計画を立てる。
呪怨 −ザ・ファイナルの宣伝の一画として限定公開されていたエイプリルフール企画の貞子VS伽椰子、これを見た白石晃士監督が「もし本当にやるなら私にやらせてもらいませんか?」とツイート。
これをきっかけに制作会社から彼に監督のオファーが実際に行くことになったのが今作が誕生した経緯。
白石晃士監督が掲げた映画の裏タイトルは「Jホラーをぶっ壊す」
タイトルと番宣からしてひたすらに貞子と伽椰子が戦いまくるのかと思いきや、戦うのはラストの10分間程度。
それまでは、ひたすらに二人の呪いで人々が殺され続ける恐怖のホラー映画です。
いよいよ、対決が始まるも開始1分で貞子が圧勝してしまいます。ゲゲゲの鬼太郎のように髪の毛で伽椰子を縛り付け、超能力で爆殺するというドラゴンボールのような展開。
不死身の伽椰子は何度も生き返りリベンジしますが貞子の圧勝、この二人のバトルシーンだけは行き過ぎていて笑えます。
それ以外のシーンはひたすらにホラー!パロディーと思って観てしまうと後悔します。
雑誌のモデルとして大ブレイクした玉城ティナ。あまり、ドラマや映画では見かけない印象のある彼女が演じる女子高生の役柄がとても可愛く、山本美月との2ショットはどちらもモデルだけあって観る人を惹きつけます。
貞子と伽椰子の2ショットとの対比が堪らないギャップ。こちらの二人もある意味、人を惹きつけます。