見てない人はもういないかも知れないほどの大ヒット。
そのうちきっと実写映画化されて、ミュージカルになって、続編まで出たりして。
2回3回と繰り返し劇場に足を運んで観に行くリピーターが多く、記録的な大ヒットとなった映画。
人気の理由は、映像美とストーリー、そして音楽。若者を夢中にさせる魅力と大人たちも絶賛する新海監督ならではの粋な演出の数々。
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。
それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。
夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。
一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。
とにかく映像が美しい、映画館の大画面に映し出される田舎の風景、流星群、学生生活。そのすべての画が異常なまでに繊細な色使いで表現されています。
とりわけ流星群が降り注ぐシーンの映像は圧巻で、あのスタジオジブリの傑作の数々を持ってしても敵わない程の映像美。映画に興味が無くても美術館に行くつもりであのワンシーンを観に行っても損はありません。
若者に人気の理由は、誰もが憧れるような運命の純愛ストーリーとRADWIMPSの劇中歌コラボ。
特に、RADWIMPSの音楽はBGMの粋を越えてもはやプロモーションビデオ並みにガンガン歌い込んできます。好きな人には堪らない演出でしょうが、そうでもない人には少し耳障りなくらい映像にフェードインして歌い込んできます。
新海監督がRADWIMPSを好きなようでそれが影響しているのかもしれません。